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コンサドーレ小野伸二の引退セレモニーでやさしさに感動


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2023年12月3日J1リーグ最終節、北海道コンサドーレ札幌浦和レッズの試合で札幌ドームへ。

 

コンサドーレ小野伸二は背番号と同じ44歳でプロ生活最後のラストマッチです。

 

選手入場時にはドーム内の照明を落として、携帯のライトに赤いセロハンを貼って赤黒の縞模様で照らして盛り上げます。

たくさん浦和レッズサポーターが駆けつけ札幌を上回るほどの応援です。

 

小野伸二は古巣である浦和レッズとの試合で先発出場し22分と短い時間で交代しましたが素晴らしい技を見せてくれました。

交代時は両チームの選手が拍手で囲みました。通常の試合ではあり得ないことですね。

 

試合は残念ながら0-2で浦和レッズが勝利しました。

コンサドーレの選手たちは勝利して小野伸二のラストマッチにふさわしい試合にしたかったでしょう、残念です。

 

試合後の引退セレモニーでは浦和レッズのサポーターもほとんど残っていましたね。

遠くてよく分かりません。大画面を見てました。

印象に残ったのは、小野伸二の挨拶でした。

セレモニーではコンサドーレ三上GⅯの挨拶に続き、ミシャ監督が挨拶しました。

その際浦和サポーターから指笛のヤジに対して「勝って3ポイント取ったので満足して帰ってもらっていいですか。セレモニーの邪魔をしないでくれ」と皮肉を。

 

その後に伸二(名前で言わせてください)の挨拶があったのですが、冒頭ミシャ監督の苦言についてレッズサポーターへ「こう見えてもミシャさんは浦和レッズが大好きなんです」とホローし、「お願いがあります。どんなときでもどんな人に対してもリスペクトすることを忘れないでください」と。

用意してきた挨拶ではないです。気遣うコメント素晴らしいです。

 

また「どうしようもない父でごめんなさい」と家族に対する思いと支えてくれたことに感謝の言葉。

最後に10月17日に天国に旅立った母親の思い「僕を生んでくれてありがとう、サッカーに出会わせてくれて感謝しきれません

生まれ持った性格なのか育った環境(10人兄弟で母子家庭と言われてます)が影響しているのか、なんとやさしい人なんだろうと感動しました。

 

ピッチでのボールコントロールにしても受け手にやさしいパスを出したり、どんな人に対しても配慮するやさしさが皆から愛されているんでしょう。

 

残る選手らも伸二の技術や姿勢を吸収し生かしていってほしいです。

今後もサッカーに関わっていくということでしたので第2のサッカー人生を楽しんでほしいと思います。